本格的な人口減が始まる
大事なことなので改めて数字を確認しておきます。日本はこれから「多死社会」に入ります。2024年の死亡数は160万5,000人で過去最多。2040年にはピークの約170万人に達します。団塊世代が90代に突入するからです。一方で出生数は68万6,000人。社人研が「2038年に70万割れ」と予測した数字を、14年前倒しで突破しました。推計よりはるかに速いのです。人口減対策はうまく行っているのではなく、予想以上に失敗しています。
2030年代には年間の自然減が100万人を超えます。毎年、政令市がひとつ丸ごと消えていく計算です。少子化対策は時すでに遅し。今から出生率が上がっても、その子どもが労働力になるのは20年後。それまでの多死は止まりません。
この状況で自治体同士が多少の予算を使いながら、少人数の移住者という…



